Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)のバンド設定

※この記事は「2023年4月2日」に更新しました。

モバイル回線として、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)を約1年使っています。

ある時期から特定の場所での接続が悪くなりました。

なんとかできないかと、ネットで色々調べました。

試行錯誤した結果、バンド設定をすることで改善したので、記事として紹介します。

かなりマニアックなので、参考にする方は、自己責任でお願いします。

ソフトウェアバージョン情報 SCR01KDU1AVE3 で確認。

タカフミ
記事を書いている管理人の経歴は、以下の通りです。
  • 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
  • WordPress歴、約10年
  • パソコン販売歴、約5年

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)の対応バンド

タカフミ
バンド(Band)とは、周波数帯のことです。

国(総務省)によって、区分けされており、電波が混線しないように整備されています。

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)の対応バンドは以下の通りです(2022年7月時点)。

対応バンド 規格 特徴
Band1 4G au(主力周波数帯)
Band3 4G au(東名阪エリア中心)
Band17 4G
Band18 4G au(プラスエリアモード)
Band41 4G WiMAX2+
n28 5G プラスエリアモード
n41 5G WiMAX2+
n77 5G Sub-6
n78 5G Sub-6

詳しい解説は省いていますが、サービスモードの RF Support BAND で確認しています。



Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)のバンド設定

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)のバンド設定は、以下の手順で行います。

  • サービスモードを起動する
  • バンドを設定する

順番に解説します。

サービスモードを起動する

Galaxy系の端末は、サービスモードを起動する隠しコマンドがあります。
ホーム → 概要 → ステータス

すると、以下のような画面が表示されるので、電話番号のところを 10回タップします。

電話番号を10回タップ

DRParser Mode という画面が表示されます。

DRParser Mode

続いて、以下の隠しコマンドを入力します。

*#0011#

これでサービスモードが起動します。

バンドを設定する

サービスモードが起動すると、以下のような画面が表示されているはずです。

サービスモード

以下をタップしていきます。

右上のメニュー → Back → 右上のメニュー → Key Input

Please enter value と表示されるので、入力欄に Q0 を入力します。

すると、以下のような画面に遷移します。

サービスモード

以下をタップしていきます。

[2] UE SETTING & INFO → [1] SETTING → [1] PROTOCOL → [2] NAS → [1] NETWORK CONTROL

続いて、以下をタップしていきます。

[4] BAND SELECTION → [1] BAND SELECTION SIM 1
サービスモード

Selected band element というのが設定しているバンドになります。

LTE は、4G、NR(New Radio)は、5G です。

数字がバンドを表しています。

例えば、LTE(4G)のバンド設定をするなら、以下をタップします。

[3] LTE Band Preference

タップすると、以下のような画面が表示されます。

サービスモード

有効なものには(*)が末尾にあります。

バンドで無効にしたいものがあれば、タップすると(*)が消えます。

Selected band element の LTE の数字を確認しながら設定するとわかりやすいかと思います。

設定したら、右上のメニューから Back で戻り、以下をタップします。

[7] --Apply band configuration

これでバンド設定が適用されます。

最後に

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)のバンド設定を紹介しました。

今後、5G のエリアは拡大されることが予想されます。

タカフミ
今回の方法は、応急処置のようなものです。

問題なく使えるのであれば、バンド設定をする必要は全くありません。

モバイル回線は特性上、固定回線などと比べると不安定な面はまだあると感じました。

私の環境だと、今回の設定でかなり改善されましたが、実際試してみてどうか確認するしかありません。