※この記事は「2023年4月14日」に更新しました。
今回は、パケット通信の仕組みについて。
スマホでインターネットを見るとき。
パケット通信量というのを聞いたことがあるかと思います。
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- WordPress歴、10年以上
- パソコン販売歴、約5年
それでは、解説していきます。
パケット通信の仕組み
パケット通信の仕組みを解説します。
パケットを作って、相手に送って、パケットをデータに戻すというわけです。
回線交換方式について
パケット通信を深く理解するためには、回線交換方式と比較すると良いです。
インターネットと電話は、仕組みが非常によく似ています。
インターネットは、サーバーがあって、そのサーバー同士もネットワークで繋がっています。
しかし、インターネットと大きく違うのが複数ユーザーで回線を共有できないという点です。
電話の場合、通信が終わるまで、他のユーザーは回線を使えません。
パケット交換方式について
回線交換方式に対して、パケット交換方式というのは、複数ユーザーが回線を共有できます。
実際に家庭でも無線LANルーターに家族の人数分スマホを接続し、パソコンも接続してといった使い方ができているかと思います。
上記のようなことはないはずです。
もちろん、パケット通信もデータが混雑すれば、遅くはなりますが、回線の共有は可能です。
インターネットのデータの流れを理解する
インターネットの通信形式がパケット交換方式だということはわかりました。
ネットワークのことを理解するためには、管理者側の視点で考えることが大切です。
簡単に説明すると、インターネットのほとんどがクライアントサーバー型の形態をとっています。
例えば、WordPress(ワードプレス)でブログを運用する場合、レンタルサーバーを借ります。
このレンタルサーバーは、サービスを提供する側で、WordPress をサーバーにインストールすることで、自分のブログが公開されます。
もっと単純な例で言うと、HTMLファイルをサーバーにアップロードして、公開すれば、私たちのパソコンで見ることができます。
このようにインターネットのほとんどがサービスを提供する側と使う側に分かれています。
ブラウザの URL にアドレスを打ち込むと指定したアドレスのファイルをサーバーからダウンロードすることになります。
そして、パケットとして分かれて通信を行うため、複数ユーザーが同じページを同時に見ることもできるというわけです。
最近、話題の Zoom や Skype もパケット通信ならではのサービスと言えます。
最後に
今回は、パケット通信の仕組みについて、紹介しました。
インターネットを基礎から理解できると通信障害などのトラブルがあったときに問題点を推測しやすくなります。
スマホでもパソコンでも仕組みはいっしょなので、しっかり理解しておきましょう。