※ この記事は「2025年4月19日」に更新しました。
- WiMAX(ワイマックス)って、メイン回線として使えるの?
- 動画をたくさん視聴すると、遅くなったりしないの?
上記のような疑問を持っている方へ。
店舗受付経験者が WiMAX だけで、3日間生活します。
動画をどのくらい視聴できるのか、通信速度は十分なのかなど。
色々試していきます。
興味のある方は、参考にしていただけると嬉しいです。

- 家電量販店で WiMAX 受付経験あり(100件以上)
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- WordPress歴、10年以上
目次
WiMAX(ワイマックス)3日間生活【概要】
WiMAX(ワイマックス)だけで、3日間生活します。
スマホ、パソコン、それぞれモバイルルーターに接続して検証します。


YouTube、Amazon Prime Video など。
通信量が増えやすい動画を中心に検証していきます。
以下の条件で使用します。
- 測定場所は、4Gエリア(5Gエリアは、下りで 200Mbps付近出ることを確認)
- クレードルなどは、使用しない
- 省電力モードは、ノーマル
- 周波数設定は、2.4GHz
屋内であれば、5GHz の方が快適に使える可能性はあります。
ただ、持ち運ぶ可能性を考えて、2.4GHz で使っていきます。
環境さえ悪くなければ、上記でも十分速いことを証明します。
端末について知りたい方は、Speed Wi-Fi 5G X12 の口コミ・レビュー もご参照下さい。
WiMAX(ワイマックス)3日間生活【実践】

- 1日目:YouTube で分析
- 2日目:Amazon Prime Video で分析
- 3日目:複数デバイスで分析
それぞれ解説します。
1日目:YouTube で分析
カウンタは、1.76 GB からスタート。

以下は、ある時間帯でのカウンタを記録したものです。
時間 | カウンタ |
---|---|
11時42分 | 2.07GB |
12時34分 | 2.34GB |
動画を流し続けていたので、52分で 0.27 GB 程度の通信量だということがわかります。
画質設定は 360px(自動)。
1時間でおよそ 0.3GB という、ネット情報があったので、ほぼ同じだと感じました。
スマホで視聴する場合、画質設定は 360px で十分なケースも多い。
YouTube のパケット通信量は、意外とやさしいことがわかりました。
ただし、画質設定を変更したことで、通信量は 5GB では収まりませんでした。
カウンタは、10.48GB に達していました。
10.48 - 1.76 = 8.72GB 使いました。

ブラウザで調べものしたり、X でポストしたり、微々たる通信も含まれています。
通信速度(実測値)は、以下の通り。

2日目:Amazon Prime Video で分析
1日目は、YouTube を主に分析しました。
動画配信サービスで、映画を視聴したとき。
YouTube と比べると、カウンタの増え方が激しかったので。

以下は、ある時間帯でのカウンタを記録したものです。
時間 | カウンタ |
---|---|
1時24分 | 11.27GB |
1時35分 | 11.89GB |
動画を流し続けていたので、11分で 0.62 GB 程度の通信量だということがわかります。
画質設定は、中(初期設定)。
なぜ、こんなに増える?
後からわかったのですが、Wi-Fi で最高品質を使用 にチェックが入っていたため。

最高品質で視聴します。
結論は、サクサク視聴できて問題なし。
ちなみに、Amazon Prime Video(アプリ)の設定だと、最高品質は 5.8GB / 時間 らしい。
通信速度(実測値)は、以下の通りです。

カウンタは、18.39GB に達していました。
3日目:複数デバイスで分析
3日目は、スマホ、パソコン同時に動画を視聴しているとき、通信速度(実測値)はどうなるか?
パソコンで YouTube を流して、スマホで Amazon Prime Video を流します。
画質設定は、以下の通り。
動画 | 画質設定 |
---|---|
YouTube | 360px(自動) |
Amazon Prime Video | 最高(5.8GB / 時間) |

測定時点 | 下り | 上り |
---|---|---|
1回目 | 74.1Mbps | 3.57Mbps |
2回目 | 62.6Mbps | 3.53Mbps |
YouTube で 4K動画を探して、画質を 4K にして、通信速度(実測値)を計測。
測定時点 | 下り | 上り |
---|---|---|
1回目 | 47.9Mbps | 10.0Mbps |
2回目 | 60.5Mbps | 4.85Mbps |
1回目の上りの実測値がなぜか上がりました。
とはいえ、過去にこのくらいの実測値は出ていたので、想定内です。
結論は、スマホ、パソコン同時に高画質の動画を視聴しても、通信速度は問題ないということ。
…ただし、カウンタが恐ろしく上昇します。
必要なければ、画質設定を抑えることをおすすめします。
最終日、26.70GB で終了しました。
【結論】WiMAX は動画視聴快適、ただし注意点もある
結論、WiMAX(ワイマックス)は動画視聴快適だということ。
検証したり、動画を流しながら、そのまま寝てしまったり。

その後、通信制限はかかっていません。
3日間で 50GB以上使ってもかからなかったという口コミもあったくらいなので、使い放題みたいなものだと感じました。
気になる点は、以下です。
- 上りのスピードが遅いこと
- ベストエフォート型という特性を受けやすいサービスであること
今回は、上りが特に遅かったので、大容量の動画をアップロードする方は注意が必要です。
元々、下りの使用率が圧倒的に多いので、上りの帯域は細いです。
昔は、特に上りを使わなかったので、電話回線でインターネットをしていた時代から、こういった特性の回線はありました(ADSL など)。
オンラインゲームをする方は、固定回線含めて比較検討すべきだと思います。
ライブ配信をする方も、同様です。
無線なので、ベストエフォート型という特性を受けやすいのが WiMAX です。
ただ、アパートなど、物理的に固定回線を個別で契約できないケースもあります。

対応エリアは、公式サイトでチェックできます。
以下のような、エリアマップで確認します。

5GHz の実測値や SIMフリーモバイルルーターと比較したい方は、以下の記事もご参照下さい。
最後に【工事不要、持ち運びできる点は素晴らしい】

昔から、一人暮らし向け、転勤が多い方向けと言われているモバイル回線。
しかし、使い方によっては、家族で共有できる可能性もあると感じました。
ホームルーターであれば、内部に搭載されているアンテナも強力なものが多いです。