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失敗しないノートパソコンの選び方【元販売員が解説】

※この記事は「2025年10月31日」に更新しました。

手軽に持ち運びができるノートパソコン。

仕事で使ったり、動画を視聴するためにプライベートで使ったり。

使用用途は色々でしょうが。

タカフミ
誰もが思うことは買って失敗したくないということです。
  • すぐに容量がいっぱいになって、データが削除できなくなった
  • 動画編集のために購入したけど、動作が遅くて使えなかった
  • 店員さんに薦められて、必要以上に高いものを買ってしまった

もしかしたら、上記のような経験をしたこともあるのではないでしょうか?

この記事で解決できること
管理人
私は、パソコン販売を約5年間経験しています。

どんなパソコンが自分にとって最適か理解しています。

しかし、パソコンに対して、そこまで興味のない方。

なんとなく選んでしまう方も多いのではないでしょうか?

ノートパソコンの選び方には、ちょっとしたコツがあります。

最後までご確認下さい。

元販売員としては、特殊な経歴なので面白いと思っていただけると幸いです。

タカフミ
記事を書いている管理人の経歴は、以下の通りです。
  • 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
  • WordPress歴、10年以上
  • パソコン販売歴、約5年

失敗しないノートパソコンの選び方

失敗しないノートパソコンの選び方

以下の項目を順番にチェックすれば、ノートパソコン選びに失敗することはほぼありません。

  1. ノートパソコンでやりたいことが決まっているか?
  2. ノートパソコンの OS(基本ソフト)
  3. 持ち運びをするか?
  4. CPU、メモリ、SSD(ハードディスク)など
  5. 端子・インターフェースなど
  6. Office は必要か?
タカフミ
それぞれ解説していきます。

ノートパソコンでやりたいことが決まっているか?

ノートパソコンでやりたいことが決まっているか?

まず、ノートパソコンを買う前にやりたいことが決まっているかどうか確認しましょう。

なぜなら、以下の目的で購入する場合、高性能なパソコンを買う必要があるからです。

  • 動画編集
  • デザイン
  • ゲーム

特にゲームをする場合、グラフィックボード という部品の性能が重要になります。

管理人
動画編集に挑戦してみよう。

このように思っても、安いパソコンを買ってしまうと失敗する可能性が高くなります。

ノートパソコンの OS(基本ソフト)

次に、ノートパソコンの OS(基本ソフト)を何にするか選んでおきましょう。

基本的には、以下から選ぶことになります。

  • Windows
  • Mac
  • Chrome

個人的には、世界で最も高いシェアの Windows をおすすめします。

理由は、できることが幅広く、その割に価格もお手頃だからです。

管理人
こだわりのある方は、Mac をおすすめします。

昔は、Windows はできるけど、Mac はできないといったことがありました。

今は、そういったことはほぼありません(ゲームをする人以外)。

Chrome は、Google が開発した OS で Android アプリが使えます。

パソコンとタブレットの間のような立ち位置なので、使い手を選びそうですが、やりたいことがハッキリしている方にはおすすめです。

汎用性重視か、クリエイティブ重視か
歴史を見てきて思うのが、汎用性で選ぶなら Windows、クリエイティブ重視なら Mac。この点は、昔から変わっていません。Mac は、Web制作会社で一度だけ使ったことがあります。ただ、私が求めるパソコンに独自性は必要なかったので、価格と選択の幅が広い Windows を選びました。正直、正解はないので好みで選んでも良いと思います。

持ち運びをするか?

持ち運びをするかどうかも、ノートパソコン選びの重要な要因になります。

基本的にパソコンの部品は小さくて高性能になればなるほど価格も高くなります。

パソコン初心者は、どうしても小さいものを選びがちですが、持ち運びしないのであれば、サイズの小さいものは避けましょう。

管理人
自宅内で持ち運ぶ程度であれば、15.6型(インチ)がおすすめです。

最も一般的なサイズで、価格も手頃なものが多いです(最近だと、16型も流行りつつあります)。

逆に持ち運びをするのであれば、15.6型だと大きすぎます。

持ち運びに特化したものは、省電力であったり、バッテリーの容量が大きかったり、軽かったりするので、多少お金をかけてでも良い製品を購入しましょう。

CPU、メモリ、SSD など

どんなパソコンを選ぶときでも、最重要な部品が CPU です。

管理人
CPU のメーカーは、Intel(インテル)と AMD が有名。

例えば、Intel(インテル)なら Core i5 以上がおすすめです。

CPU の種類( Intel ) 性能の目安
Core i9 ハイエンド
Core i7 ハイエンド
Core i5 ミドル
Core i3 エントリー
Pentium、Celeron エントリー

ただし、世代などによっても性能は変わります。

他にも、省電力タイプ、高性能タイプなど、色々あります。

管理人
詳しい人以外は、メルカリなどで古いパソコンを買わないように(※)。
※ 最新を買う必要はなく、1世代前を買うのも良い。

昔と違うのが、AMD の Ryzenシリーズがシェアを拡大している点。

CPU の種類( AMD ) 性能の目安
Ryzen 9 ハイエンド
Ryzen 7 ハイエンド
Ryzen 5 ミドル
Ryzen 3 エントリー
Athlon エントリー

こちらも 9,000シリーズ、7,000シリーズといった、世代があります。

管理人
続いて、メモリについて。

メモリは、作業する机に例えられることが多いです。

容量に余裕があると、複数アプリを立ち上げても、遅くなりにくいということです。

個人的には、16GB以上をおすすめします。

クリエイターの場合、32GB あっても良いと思います(理由は、メモリの負担が大きいソフトを複数使う可能性があるから)。

時代の変化で、大きくなっていく傾向があります。

管理人
最後に、SSD(または、ハードディスク)について。

これに関しては、どれだけデータを保存できるかという部品になります。

現在は、NVMe対応 の M.2 SSD という、従来の 2.5インチ SSD より高速なものが一般的になっております。

500GB以上あると、安心です(※)。

※ 容量に余裕があると、速度が落ちにくい点も踏まえた結果。

データの整理が苦手な人がここを見落としてしまうと、OS の更新(アップデート)ができないということにもなります。

最後が、グラフィックボード です。

この部品に関しては、ゲーム、動画編集、デザインをする人以外はこだわらなくても問題ないかと思います。

オンボードと呼ばれる、CPU などに内蔵されているものは、価格が安い傾向にあります。

仕事で使う方へ
仕事で使う方は、作業によって必要なスペックが変わってきます。表計算といった事務処理用で使うのか、動画編集をするのか。家電量販店だと、かなり大きな店舗に行ったとしても、最適な商品を見つけるのが難しかったりします。記事の後半でも紹介しますが、BTOパソコンメーカー( マウスコンピューター )などで購入すれば、細かくカスタマイズすることができます。

端子・インターフェースなど

持ち運びをしないのであれば、端子は必要以上にこだわらなくても良いかもしれません。

しかし、軽量化されたモデルなどの場合、端子の数が少ないことがほとんどです。

  • 外部モニターを接続したい(デュアルモニターなど)
  • 外付ハードディスクを接続したい
  • 外付ブルーレイドライブを接続したい

注意したいのが、変換アダプターでなんとかなる規格とそうでないものがあります。

例えば、HDMI を mini HDMI のように、形状だけ変換するのは問題ないことがほとんどです。

しかし、元々備わっていない機能を USB-A などで接続する場合、相性が悪かったりするケースもあります。

管理人
必要な端子を備えているノートパソコンをあらかじめ選んでおいた方が無難です。

Office が必要か?

Office(Word、Excel、PowerPoint など)が必要かどうかも確認しておきましょう。

管理人
仕事や学校で使わないのであれば、なくても問題ないかと思います。

必要な場合は、プレインストール版(購入時に付属しているもの)を買うか。

もしくは、サブスク版を買うかしましょう。

最新版を使い続けたい方は、サブスク版がおすすめです。

学校で使う方へ
学校で使う方は、特に Office が必要かどうか確認しておきましょう。学校によっては、用意してくれているところもあります。

ノートパソコンを買う方法について

ノートパソコン

基本的にパソコンはネットで買うのがおすすめです。

最近のパソコンは安いので、利益率も決して高いとは言えません。

実店舗だと、人件費などのコストも発生します。

タカフミ
パソコン単体で安く買うのは正直厳しいでしょう。

個人的には、以下の方法でパソコンを購入することがほとんどです。

  • BTOパソコンメーカー( マウスコンピューター など )で購入する
  • 海外大手メーカー( Lenovo など )で購入する
  • 国内メーカー直販サイト( NEC など )で購入する
  • Amazon(アマゾン)で購入する

それぞれ、解説していきます。

BTO パソコンメーカーで購入する

マウスコンピューター
※ 画像引用:マウスコンピューター(公式)

BTO パソコンメーカーは、コスパの高い Windows が手に入るところが多いです。

個人的には、マウスコンピューター がおすすめです。

パソコンが欲しいと思ったときに、自分が望んでいるものが手に入ることが多いです。

高性能で価格の安いノートパソコンをお探しの方は、一度チェックしてみて下さい。

\ 安定の老舗 BTO パソコンメーカー! /
※ 受注生産、納得の性能。

海外大手メーカーで購入する

Lenovo(レノボ)
※ 画像引用:Lenovo パソコン通販(公式)

海外大手メーカー( Lenovo など )は、価格競争に強いイメージがあります。

安くできる理由が、おそらく海外で大量に生産できるからだと思います。

実際、世界シェアが圧倒的な場合が多く、お得に購入できることも多いです。

管理人
日本人向けに特化していないので、好みが分かれるところだと思います。

Lenovo(レノボ) は、日本の販売に力は入れているので、おすすめです。

\ コスパ重視の方へ! /
※ 圧倒的な世界シェア。

国内メーカー直販サイトで購入する

LAVIE 公式
※ 画像引用:NEC LAVIE(公式)

家電量販店は、価格を比較される傾向があるので、付加価値のついたオリジナルモデルを推奨していることが多いです。

付加価値が上手く自分の欲しいものであれば良いのですが、自分に最適な製品を探すのはなかなか難しいものです。

国内メーカー直販サイトは、家電量販店向けのオリジナルモデルと比べると、比較的機能がシンプルな傾向にあります(モデルによります)。

管理人
中間業者を省いてるので、欲しいモデルをお得に購入することができます。

例えば、できるだけ薄型で軽量の高性能パソコンが欲しいということであれば、NEC( LAVIE シリーズ ) には、実動 16時間駆動でありながら、本体重量が 1kg 未満の製品があります(LAVIE NEXTREME シリーズ)。

少しお金をかけて、使いやすいものを選びたい方は、一度チェックしてみると良いかと思います。

\ 日本の PC は NEC 抜きでは語れない! /
※ 世界最先端の技術力。

Amazon(アマゾン)で購入する

意外と盲点なのが、Amazon(アマゾン)です。

Amazon は、配送システムが優れているので、すぐ欲しいという方におすすめです。

BTOパソコンやメーカー公式のダイレクトショップだと、受注生産なので、納期がかかることがほとんどです。

探してみると、良い製品もたくさんあるので、一度チェックしてみることをおすすめします。

Amazon は、Mac も購入することができます。

管理人
Apple Care にも加入できます。

基本的に Apple は値引きしないので、Amazon ならお得に購入できるかもしれません。

たまに、古いパソコンが販売されていることがあるので、そこだけ注意しましょう。

公式サイト

ノートパソコンを買った後にやるべきこと

タカフミ
ノートパソコンを買った後にやるべきことです。
  • マウス、外付けハードディスクなど、必要なものを揃える
  • インターネットに接続する
  • セキュリティソフトを導入する
  • 昔のパソコンを処分する

それぞれ解説します。

マウス、外付けハードディスクなど、必要なものを揃える

管理人
ノートパソコンの場合、マウスが付属していないケースも多いです。

動画を保存したい方は、外付けハードディスク、NAS もあると便利です。

難しい人もいるかもしれませんが、iPhoneユーザーの場合。

以下のようなアプリを使って、NAS や Windows の共有フォルダにアクセスすることも可能です。

FE File Explorer の使い方【iOS】

設定できれば、パソコンや NAS に保存した動画をスマホで視聴することも可能です。

SDカードは、薄くて小さいこともあって、データが読めなくなるケースも少なくありません。

バックアップのメディアとしては、少し不安です。

ハードディスクなどに保存しておくことをおすすめします。

NAS とは
NAS は、Network Attached Strorage のこと。簡単に説明すると、ネットワーク接続できるハードディスクのこと。外付けハードディスクを共有する点との違いは、接続しているパソコンに負荷がかからない点。少し高価ですが、あると便利です。

インターネットに接続する

最近のパソコンは、インターネットに接続しないとまともに設定ができません。

例えば、Office(Word、Excel など)のインストールも CD-ROM から行う…

なんてことはありません。

Wi-Fi で接続するケースがほとんどだと思うので。

管理人
固定回線を契約しているなら、自宅の無線LANルーターに接続します。

スマホしか持っていなくて、インターネットを契約していない方。

上記の方は、WiMAX(ワイマックス)のような、手軽に使えるモバイル回線もあります。

ただし、ゲームしたり、大容量の動画ファイルをアップロードする方は、注意が必要です。

私のように、ブログや YouTube の動画を視聴するくらいなら、問題なく使えます。

ただし、使う場所が対応しているかどうかは確認した方が良いです。

ウイルス対策ソフトを導入する

最近は、OS のセキュリティも上がっていたり。

管理人
無料で使える、ウイルス対策ソフトもレベルが上がっています。

ただ、個人利用だったとしても、ウイルス対策ソフトはあった方が良いと思っています。

ネットの情報だと、不要だという声もあるので。

人によって考えは、違うと思います(ヒューマンエラーもあるので、わからなくはない)。

昔のパソコンを処分する

完全にデータ移行が確認できてからの話ですが。

管理人
昔のパソコンを処分する方法を紹介しておきます。

パソコンは、一般ごみや粗大ごみで捨ててはいけません。

家電量販店などに持っていくか、信頼できそうな業者に頼みましょう。

ハードディスクなど、補助記憶装置がなくても引き取ってくれるケースもあります。

間違っても、無許可で巡回している業者に渡すようなことがないようにしましょう。

以下のような、国に認定されていて、ネットで引き取ってくれる業者もあります。

段ボールに入れて、パソコン周辺機器も一緒に回収できます(※)。

※ パソコンと一緒に回収可能な品目は、公式サイトをご確認ください。
管理人
2025年11月30日まで、回収料金は無料みたいです(パソコン含む回収1回1箱)。
データ消去について
データ消去は、簡単にできません。初期化しても、見た目ではデータを参照できないだけで、専門家ならデータを復旧できるケースがあります。物理的に破壊するのも危ない場合があるので、補助記憶装置だけ外して再利用するか。あるいは回収業者(もしくは専門業者)にお願いするのがおすすめです。私もパソコンの内蔵ハードディスク(SATA接続)を再利用することがあります(故障の原因が、ハードディスクでない場合)。

最後に

失敗しないノートパソコンの選び方について、解説しました。

ネットの良いところは、簡単に見比べることができるところです。

色々調べながら、自分にとって最適なものを選んでいただければと思います。

\ 片手タイピングからエンジニアへ! /
※ 大学時代にやった独学方法を徹底解説。