※この記事は「2023年1月9日」に更新しました。
XAMPP(ザンプ)で PHP を学習する方法を紹介します。
実は、PHP の開発環境は、プログラミング初心者にとって準備が少し面倒だったりします。
しかし、XAMPP という、パッケージを利用すれば、必要なものを簡単にインストールすることができます。

- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- WordPress歴、10年以上
- パソコン販売歴、約5年
目次
XAMPP をインストールする前に
XAMPP(ザンプ)とは、X(クロスプラットフォーム)、A(Apache)、M(MySQL)、P(PHP)、P(Perl)といった頭文字が名前の由来になっています。

テストするためには、サーバー環境を構築する必要があります。
クライアントとサーバーは、異なるパソコンである必要はありません。
テスト環境では、このような方法をよく使います。
そのために必要なソフトが Apache です。
PHP は、データベースを扱うことが多いので、MySQL も必要です(新しいバージョンは、MariaDB)。
このように、PHP 以外にもインストールするソフトが多いので、環境構築が面倒です。
しかし、XAMPP をインストールすれば、簡単に PHP をローカル環境で動かすことができます。
XAMPP で PHP を学習する方法


まずは、パッケージをダウンロードします。
XAMPP をインストールする
XAMPP は、以下からダウンロードすることができます。
Windows を使っているなら、Windows向け XAMPP をダウンロードしましょう。
インストーラーをダウンロードしたら、実行ファイルを起動します。
手順に従って、インストールします。

途中、Learn more about Bitnami for XAMPP というチェックがあります。
チェックが入っていると、自動でブラウザが起動して、Bitnami for XAMPP のページが開きます。
PHP を学習するだけなら不要なので、わからなければ、チェックを外しておきましょう。
XAMPP の動作確認
最初に XAMPP を起動すると、英語かドイツ語か選択します。
英語を選択して、Save をクリックします。
下記のようなコントロールパネルが起動するので、必要なソフトを起動させます。

PHP の学習で必要なのは、Apache と MySQL(MariaDB)です。
それぞれ、Start をクリックすると、起動します。

XAMPP は、デフォルトの設定だと以下のフォルダにインストールされているはずです。
C:\xampp
htdocs というフォルダがあるので、そこに適当なフォルダを作成します。
テスト用の PHPファイルを作成します。
<html> <head><title>PHPテスト</title></head> <body> <?php print 'Hello World!'; ?> </body> </html>
ブラウザで確認すると、正しく HTML で出力されていることがわかります。

テストが終わったら、必ず Stop をクリックして、終了させるようにしましょう。
Quit をクリックすると、XAMPP が終了します。
MySQL(MariaDB)のセキュリティ設定について
実は、データベースを使う場合、初期設定だとセキュリティ対策が不十分だったりします。
初期設定だと、パスワードの認証もなく、rootアカウントで phpMyAdmin でデータベースを操作できます。
MySQL(MariaDB)のパスワード変更、phpMyAdmin の設定変更は最低限やっておくことをおすすめします。
最後に
今回は、XAMPP で PHP を学習する方法を紹介しました。

学習環境としては最適なので、興味のある方は、利用してみることをおすすめします。