※ この記事は「2024年2月15日」に更新しました。
- 基本情報技術者って意味あるの?
- 取得して得するの?
- 資格を取っても仕事ができなければ役に立たない
上記のように考えている方へ。
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- WordPress歴、10年以上
- Withマーケ会員(2022年10月入会)
目次
基本情報技術者は役に立たない?
基本情報技術者は役に立たないのでしょうか?
IT系の資格は、国家資格とベンダー資格の二種類に分けられます。
特定のベンダーの知識ではなく、普遍的な幅広い知識が身に付く傾向があります。
日本国内では、民間資格より信頼される傾向にあります。
実は、コンピュータの仕組みというのは、昔と比べてそこまで大きく変わっていません。
20年近く前になりますが、私が新卒としてソフト開発会社に入社したときも、コードだけ書けるエンジニアに将来はないと言われていました。
ChatGPT なんて、もちろんありません。
基本情報技術者を取得する意味
私が実感する、基本情報技術者を取得する意味 です。
- パソコンやネットワークの仕組み、ソフト開発の知識が幅広く学べる
- 資格手当が貰えることもある
- 一度取得すれば生涯履歴書に記載できる
順番に解説します。
パソコンやネットワークの仕組み、ソフト開発の知識が幅広く学べる
私は、現在エンジニアではありません。
Web制作を経験したり、アフィリエイトをやったり、実店舗で販売をしたり、色々手を出してきました(もはや何が得意かわかりません)。
名前はあえて言いませんが、一夜漬けで取れるようなものなど、あまり役に立たない資格も結構ありました(今後、必要ないと思って、更新しなかったものもあります)。
基本情報技術者は、コンピュータの仕組みから勉強できるので、エンジニアをやらなかったとしても役に立ちます。
資格手当が貰えることもある
私が過去に働いていたソフト開発会社も取得していると、月給が 5,000円アップしました。
エンジニアとして実務経験を積むような方は、給料も上がったりするので取得した方が良いです。
一度取得すれば生涯履歴書に記載できる
他に取得していた資格もあるのですが、有効期限があって、失効したものも結構あります。
ただ、一夜漬けで取得できるような資格ではないので、しっかり勉強する必要があります。
私が基本情報技術者を取得したときの勉強方法
私が取得したときは、プログラミング言語の選択があり、入社前研修で勉強していた C言語を選択して合格しました。
2023年4月以降、試験制度が大きく変更され、午後試験のプログラミング言語選択が廃止。
- 過去問をひたすら解く
- 参考書はメインで使わない
過去問をひたすら解く
過去問を解くのは、暗記ではないかと思うかもしれませんが、それは違います。
選択問題で正しいものを選ぶものであれば、間違っているものも何が間違っているか理解して、正しいものとして記憶する勉強方法です。
出題者は問題を上手く作ってくれているので、解説まで理解すればほぼ合格します。
参考書はメインで使わない
私は参考書も購入しましたが、メインでは使っていませんでした。
なんとなく読んでいましたが、実際に問題を解いた方が実践的だと考えたからです。
補助的に使うのがおすすめです。
参考書までしっかり勉強すると、かなり時間を使うことになります。
遠回りになる可能性もあるので、やはり過去問を解くことにリソースを使うのがおすすめです。
基本情報技術者に関するよくある質問
基本情報技術者に関するよくある質問です。
- ITパスポートとどちらが難しいですか?
- パソコン初心者でも合格できますか?
- 基本情報技術者を持っていないエンジニアはいるの?
- 基本情報技術者を持っていれば未経験でも転職できる?
- 2023年4月以降、試験は難しくなりましたか?
それぞれ解説します。
ITパスポートとどちらが難しいですか?
ITパスポートは、エンジニア向けの資格というより、すべての社会人向けの IT知識の資格です。
基本情報技術者は、エンジニア向けの基礎知識なので、基本情報技術者の方が難しいです。
パソコン初心者でも合格できますか?
実際、私も取得したときは、ほぼパソコン初心者でした。
1年前は、片手タイピングしていましたし、コードを書くのもめちゃくちゃ時間かけていました。
大学生で専門ではなくても取得する人がいるくらいです。
私の時代でも、プログラミングができないけど、資格だけ取得している人がいました。
基本情報技術者を持っていないエンジニアはいるの?
基本情報技術者は、ソフト開発の国家資格としては基礎的なものです。
それでは、持っていないエンジニアはいないかというと、意外と持っていなくても仕事をしている人はいます。
というのも勉強しないと取得が難しいからです。
勉強慣れしている大学生の方がむしろ取得しやすいのではないかと思っています。
基本情報技術者を持っていれば未経験でも転職できる?
新卒であれば、未経験でも就職は可能だと思います(私はこのパターン)。
30代で別の業界から未経験で転職といったケースの場合、厳しいと思います。
理由は、過去にやってきた実績を評価することがほとんどだからです。
エンジニアもシステム試験を経験すると、次も似たような試験を経験することは結構あります。
業界未経験の場合、TechAcademy のような就職を意識したスクールなどに通うのが現実的です。
年齢を重ねるごとに不利になっていくので、勉強に時間をかけるのはかなり危険です。
2023年4月以降、試験は難しくなりましたか?
2023年4月以降、科目B(旧午後試験)の内容が変わって、簡単になったようです。
合格率の推移を見ていると、2023年4月は上がっています。
ただ、下がっているときもあります。
おそらく、試験制度が大きく変更される ということで、しっかり対策したこと。
簡単になったことを知って、安心してしまったこと。
これらが合格率の差として出ているのではないかと思っています。
最後に【基本情報技術者が役に立たないは間違い】
基本情報技術者が役に立たないか解説しました。
しかし、特定の言語やアプリケーション、OS(基本ソフト)に依存しない知識を身に付けることができるのが良いところです。
この記事を読んで、必要性を感じた人は、早い段階でサクッと取得しておきましょう。