パケット通信の仕組み【インターネット】

※この記事は「2025年4月5日」に更新しました。

パケット通信の仕組みについて。

スマホなど、携帯電話を使っていて。

パケット通信量というのを聞いたことがありませんか?

実は、インターネットを基礎から理解する上で重要な知識になります。

長期でパソコンと関わってきた、管理人が解説します。

タカフミ
記事を書いている管理人の経歴は、以下の通りです。
  • 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
  • WordPress歴、10年以上
  • Withマーケ会員(2022年10月入会)

パケット通信の仕組み

パケット通信の仕組み

パケット通信の仕組みを解説します。

タカフミ
パケットというのは、データを細かい固まりに分けたものです。

パソコンやスマホでデータを通信するとき。

パケットを作って、相手に送って、パケットをデータに戻す作業をしています。

回線交換方式について

パケット通信を深く理解するためには、回線交換方式と比較すると良いです。

タカフミ
回線交換方式というのは、電話で使われている通信方式です。

インターネットと電話は、仕組みが非常によく似ています。

インターネットは、サーバーがあって、そのサーバー同士もネットワークで繋がっています。

電話に関しても、基地局があって、基地局同士が繋がっています。

しかし、インターネットと大きく違うのが複数ユーザーで回線を共有できないという点です。

電話の場合、通信が終わるまで、他のユーザーは回線を使えません(話中になる)。

タカフミ
これが、回線交換方式です。

パケット交換方式について

回線交換方式に対して、パケット交換方式というのは、複数ユーザーが回線を共有できます。

実際に家庭でも無線LANルーターに家族の人数分スマホを接続し、パソコンも接続してといった使い方ができているかと思います。

子どもが YouTube を見ているから、パソコンでインターネットが見れない。

上記のようなことはないはずです。

回線が速いこと、送り先でパケット(細かいデータを分割したもの)をデータに戻していること。

タカフミ
これらの技術が、私たちの便利な生活を支えてくれています。

もちろん、パケット通信もデータが混雑すれば、遅くはなりますが、回線の共有は可能です。



インターネットのデータの流れを理解する

インターネットの通信形式が、パケット交換方式だということはわかりました。

タカフミ
次に、仕組みを理解するためには、データの流れを理解する必要があります。

ネットワークのことを理解するためには、管理者側の視点で考えることが大切です。

インターネットサービスのほとんどがクライアントサーバー型の形態をとっています。

例えば、WordPress(ワードプレス)でブログを運用する場合、レンタルサーバーを借ります。

このレンタルサーバーは、サービスを提供する側です。

WordPress をサーバーにインストールすることで、自分のブログが公開されます。

もっと単純な例で言うと、HTMLファイルをサーバーにアップロードして、公開すれば、私たちのパソコンで見ることができます。

このようにインターネットのほとんどがサービスを提供する側(サーバー)と使う側(クライアント)に分かれています。

タカフミ
クライアントというのは、私たちのパソコンのことです。

サーバーのスペックにも影響しますが、よほどの同時アクセスでない限り、サイトが全く見れないケースはないはずです。

最近、話題の Zoom や Skype もパケット通信ならではのサービスと言えます。

最後に

タカフミ
パケット通信の仕組みについて、解説しました。

インターネットを基礎から理解できると、通信障害などのトラブルがあったときに問題点を推測しやすくなります。

スマホでもパソコンでも仕組みはいっしょなので、勉強しておくと役に立ちます。