※ この記事は「2024年5月28日」に更新しました。
- 数学と物理以外、全くできない
- 他の科目をやりたくない
- 興味のあること以外なるべく勉強したくない
上記のような方に向けて、元理工学部物理学科の人が科目を絞った勉強方法を紹介します。
- 英語が得意な方
- 自分は文系だとハッキリしている方
- 覚えることが得意な方
- 計画を立てて勉強することができる方
あくまで私がやっていた勉強方法で、私立中堅大学以上は目指すことが可能です。
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- WordPress歴、10年以上
- Withマーケ会員(2022年10月入会)
目次
なぜ、数学と物理に科目を絞るのか?
大学受験で科目を絞るのは、一般的には悪手とされています。
理由は、英語が必須科目であるというのはほとんどが理解していることであり、差が生まれにくい科目だと思ったからです。
イメージで言うと、偏差値 50 に持っていくまで、かなりパワーを使う感覚です。
数学と物理に科目を絞る理由は、以下の通りです。
- 数学は苦手な人が多いから
- 覚える必要があることが少ないから
- 難関大学でない場合、数学と物理ができるだけでもレアな存在になれるから
それぞれ解説します。
数学は苦手な人が多いから
数学は苦手な人が非常に多いです。
計算するだけの学問だと思っている人もいるくらいです。
みんながやりたがらないということは、そこにチャンスが生まれます。
みんなができないので、基礎を固めれば偏差値 60くらいは意外といったりします。
覚える必要があることが少ないから
数学は、他の科目と比べて、覚えることが圧倒的に少ない科目です。
文系の友達で世界史の参考書を見せてもらっていましたが、よく覚えれるなと思ったくらいです。
その代わり、公式を覚えるのではなく、理解して使えるようにすることが重要だったりします。
確率のような、場合によっては、公式をほぼ使わないような単元も存在します。
三角関数を使った式の変形、微分積分など。
お互いの科目で記憶を助けあうので、数学と物理は非常に相性が良いです。
難関大学でない場合、数学と物理ができるだけでもレアな存在になれるから
難関大学を受験するような人は、勉強慣れしています。
最初の方で英語は必須科目であり、みんな勉強するから差が生まれにくいという話をしました。
しかし、上位にいけばいくほど、差が生まれにくいのは数学と物理も同じです。
国公立や難関私立大学を受験するような方は、数学と物理以外も勉強した方が良いです。
理系人材は、いつも大体不足しています。
しかし、理系の場合、英語はそこまで厳しくありません(少なくとも私の大学はそうだった)。
第二外国語も単位が取りやすいものが用意されていたり、論文を読む以外で英語はほぼ使いません(私の場合、2回生以降で第二外国語は使いませんでした)。
それよりも数学と物理ができなくて苦しんでいる人の方が多かったです。
その結果、大学を留年したり、辞めたりするケースもありました。
このことから、英語を捨てなかったとしても、数学と物理を重点的に勉強することは悪いことではない と理解できます(大学の数学と物理は難易度が上がるから)。
大学受験で数学と物理に科目を絞った勉強方法
大学受験で数学と物理に科目を絞った勉強方法です。
- 中学の数学に不安がある方は早急に対策をする
- 教科書を一通り勉強する
- 過去問でよく出ているところを重点的に勉強する
- 手を動かして数学的な解き方に慣れる
それぞれ解説します。
中学の数学に不安がある方は早急に対策をする
数学を捨てる人の理由が、中学で勉強しなかったから というケースも多いはず。
実は、私も中学時代まともに勉強していなくて、ゲームばかりやって成績を落としました。
基礎が大事と言われていますが、中学の数学で重要なものは限られています。
- 正の数、負の数、それぞれ含んだ四則演算
- 連立方程式
- 因数分解
- 解の公式(2次方程式)
教科書を一通り勉強する
高校数学は複数の参考書で勉強するより、教科書を重点的に勉強した方が効率良かったりします。
物理も同じです。
一つのわからないことを理解せずに覚えて済ませようとすると、その負担が他の科目の何十倍にもなって自分に返ってきます。
一つ一つ丁寧に理解することが重要だったりします。
過去問でよく出ているところを重点的に勉強する
数学と物理は一つの単元の点数が 0 だったとしても、偏差値 50以上になったりするケースが割とよくあります。
内容を理解するのと、実際に問題を解くのは少し違います。
試験を作る側がよく出しているということは、重要だと考えていることが多いです。
仮にできなかったとしても、できない人がそもそも多いので、解けたらラッキーくらいに思うと気持ちも楽です(特に数学は変わった問題が出ると平均点が大幅に下がることも多い)。
手を動かして数学的な解き方に慣れる
- 具体例で考える
- 問題を切り分ける
前者だと、算数のつるかめ算なんかはわかりやすいかもしれません。
解き方を知っている方はなんてことないと思うかもしれません。
しかし、つるが A匹、亀が B匹のとき、足の総数はいくつか計算した人も多いはず。
こんな感じで具体的に数字を代入して考えるのが数学では大事だったりします。
後者の問題を切り分けることも大事です。
場合分けは、解答だけ見ているとかなり綺麗になっているので、いきなり全部理解しようとすると難しい場合もあります。
条件が複雑な場合、ある特定の場合だけでも解くことができれば、部分点がもらえるケースも多いです。
こういった解き方に慣れると、問題が難しいときほど、有利になります。
最後に
大学受験で数学と物理に科目を絞った人の勉強方法を紹介しました。
私の場合、途中で英語を捨てましたが、本来は英語も勉強した方が良いです。
それだけ数学と物理という科目が、理系にとって重要だから紹介しています。
本人が必要性を感じないと、あまり効果がありません。
楽して大学受験を攻略する勉強方法ではないので、ご了承下さい。