※この記事は「2023年4月21日」に更新しました。
WordPress(ワードプレス)ブログを手動でバックアップする方法について。
レンタルサーバー側で簡単インストール機能を使って、速攻で使えるようになるから、バックアップも簡単だろうと思う人もいるかもしれません。
しかし、WordPress は、PHP と MySQL を使った、高度な CMS(コンテンツマネージメントシステム)です。
サイトデータとデータベース、2種類のバックアップが必要です。
それぞれ、バックアップの方法が異なります。
しかし、慣れてしまえば、ほとんどの方ができるようになると思います。

- WordPress歴、10年以上
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- パソコン販売歴、約5年
目次
バックアップはプラグインの方が簡単?
ネットでは、プラグインを使ったバックアップ方法を紹介している記事が多いかと思います。

それでも、私は手動でバックアップする方法を理解しておいた方が良いと思っています。
なぜなら、プラグインの中身というのは、ユーザーにとっては ブラックボックス だからです。
以前、私も有名なプラグインを導入していたことがありました。
しかし、あるときバックアップがデータベースだけ取れていないことが判明しました。
何事もなかったから良かったのですが、バックアップがあるから大丈夫と思って、何もなかったら絶望しかありません。
WordPressブログを手動でバックアップする方法

それでは、WordPressブログを手動でバックアップする方法を紹介していきます。
まず、WordPress は、サイトデータとデータベース、それぞれ別の方法でバックアップを取る必要があります。
- サイトデータ(アップロードした画像、テーマ、プラグインなど)
- データベース(記事のタイトル、記事の内容、公開日、カテゴリーなど)

サイトデータのバックアップ
サイトデータは、FTPソフトを使って、バックアップを取ります。
FTPソフトは、色々ありますが、最近だと FileZilla(ファイルジラ)がおすすめです。

レンタルサーバーに接続する

自分が契約しているレンタルサーバーと FTP で接続します。
FileZilla の場合、ファイル → サイトマネージャ をクリックします。
サイトマネージャ画面が表示されるので、新しいサイト をクリックします。

ホスト、プロトコル、暗号化、ログオンの種類、ユーザー、パスワード をレンタルサーバーのマニュアルなどで確認しながら設定していきます。
例えば、エックスサーバー の場合、どう設定すれば良いかマニュアル化されています。
契約しているレンタルサーバーによって内容が異なるので、注意しましょう。
サイトデータをコピーする

サイトデータをドラック&ドロップでコピーします。
時間はかかりますが、とりあえず、サイト全体コピーしておきましょう。
データベースのバックアップ

データベースは、phpMyAdmin というツールを使って、バックアップを取ります。
エックスサーバーの場合、サーバーパネルから データベース → phpMyAdmin をクリックします。

MySQL のユーザー名とパスワードは、データベースに設定したもの(WordPress をインストールしたとき)を使ってログインします。
エクスポートをクリックして、エクスポート方法の 詳細-可能なオプションをすべて表示 にチェックを入れます。
ほとんどの方が一つのデータベースに一つのワードプレスをインストールしていると思うので、テーブルは全選択します。

ファイルの文字セットは utf-8 で、フォーマットは SQL になっていることを確認しましょう。

下までスクロールさせて 実行 をクリックするとバックアップのファイルがダウンロードできます。
ちなみにファイルの中身は、データベースをそのまま復旧させるための SQL文が記録されています。

最後に
今回は、WordPressブログのバックアップについて、解説しました。
実際、手動でバックアップを取ってみると意外と簡単なことがわかるかと思います。