サクラエディタの使い方

※この記事は「2023年5月7日」に更新しました。

サクラエディタの使い方について。

SE をやっていた頃、このソフトの便利さに気付き、今でも愛用しています。

プログラマーだけでなく、ブログを書く人にとっても、十分役に立つメモ帳アプリです。

タカフミ
記事を書いている管理人の経歴は、以下の通りです。
  • 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
  • WordPress歴、10年以上
  • パソコン販売歴、約5年

サクラエディタとは

サクラエディタは、Windows で使える、高機能テキストエディタです。

例えば、Windows だと標準で メモ帳 というテキストエディタがインストールされています。

それでは、サクラエディタを使うメリットは何かというと、以下のような点にあります。

  • 様々な文字コードに対応している
  • タブ表示ができる
  • Grep機能が使える
  • マクロ機能が使える

文字コードに関しては、プログラミングをしないのであれば、関係ないかもしれません。

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その他は、ブログを書く人でも十分に役に立つ機能です。
様々な文字コードに対応する必要性
サクラエディタを使う場合、Windows を使うことになりますが、サーバー環境は異なることがほとんどです。本番環境にテキストファイルをアップロードする必要がある場合、文字コードも合わせる必要があるからです。

サクラエディタをダウンロード・インストールする方法

サクラエディタは、以下の公式サイトからダウンロードすることができます。

公式サイト
サクラエディタ
https://sakura-editor.github.io/

Windows 10 を使っている人は、Ver. 2.4.0.0 以降をダウンロードしましょう。

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インストーラは、以下のような名前になっています。
sakura-tag-…-Win32-Release-Installer.zip

ダウンロードが終了したら、展開して、実行ファイル(.exe)を起動させます。

あとは、画面の指示に従って、インストールしていきます。



サクラエディタの便利な使い方

タカフミ
実際、使っている管理人がサクラエディタの便利な使い方を紹介します。

タブ表示ができる

タブ表示ができる

サクラエディタは、複数のテキストファイルを開いたときに、タブで表示ができます。

メニューバーから、以下の項目まで移動します。

設定 → 共通設定 → タブバー

タブバーを表示するという項目があるので、チェックを入れるとタブ表示できるようになります。

以下のショートカットキーでタブの切り替えができます。

Ctrl + Tab

Grep機能が使える

Grep(グレップ)というのは、global regular expression print の略で特定の文字列を探す機能のことです。

UNIX系(Linux など)で使えるコマンドですが、サクラエディタの場合、GUI で簡単に使うことができます。

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以下のショートカットキーで Grep機能を使うことができます。
Ctrl + G

以下のような条件を入力する画面が表示されるので、探したい文字列を入力します。

Grep機能が使える

この機能が強力なのは、指定したフォルダ内の複数ファイルから、特定の文字列を検索できる点。

入力したけど、どのファイルに入力したか覚えていないようなときに使えます。

マクロ機能が便利

サクラエディタは、マクロ機能(キーマクロ)を使うことができます。

HTML をコーディングするとき、入れ子構造になっているので、先にテキスト入力をしたい場面もあるかと思います。

例えば、見出し(h2)の場合、以下のような構造になっています。

<h2>見出し</h2>

そこで、以下のキーボード操作を記録します。

HOMEキー → <h2> → Endキー → </h2>

マクロの記録開始(記録終了)は、以下のショートカットです。

Shift + Ctrl + M

あとは、キーマクロの実行(Shift + Ctrl + L)で h2タグの開始および終了タグは、一瞬で入力することができます。

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キーマクロは、保存して設定することもできます。

テキスト入力時、上手く規則性を見つけることができれば、使いこなせるはずです。

サクラエディタは痒いところに手が届く

タカフミ
先程、紹介したのは、便利な使い方です。

サクラエディタは、それ以外の細かいところでも痒いところに手が届くものだったりします。

行を一瞬で選択することができる

サクラエディタは、行番号が表示されるようになっています。

行番号をクリックすると、該当する行を一瞬で選択することができます。

文字数をカウントする

例えば、ファイル全体の文字数をカウントしたいのであれば、まず以下を実行します。

Ctrl + A

全て選択されるので、画面左下を確認してみましょう。

以下のように、文字数が表示されます。

文字数をカウントする

ちなみに選択した部分の文字数をカウントできるので、一部の文字をカウントすることもできます。

変換機能

例えば、他人が書いたテキストを見たときに、全角英数と半角英数が混在していて、統一感がないときがあります。

変換機能を使えば、どちらかに一瞬で統一することができます。

テキストを全て選択し、メニューバーの変換から以下を実行します。

全角英数 → 半角英数
タカフミ
これで全角英数も全て半角英数に変換されます。

他にも、以下のような変換ができます。

  • 全角 → 半角
  • 半角英数 → 全角英数
  • 全角カタカナ → 半角カタカナ
  • 半角カタカナ → 全角カタカナ
  • 半角カタカナ → 全角ひらがな

検索や置換も簡単

ファイル内の特定の文字列を検索したり、置換したりするのも簡単です。

検索は、以下のショートカット。

Ctrl + F(検索)

置換は、以下のショートカット。

Ctrl + R(置換)

ちなみに以下は、置換の画面です。

検索や置換も簡単

最後に

今回は、サクラエディタの使い方について、解説しました。

私が SE をやっていた頃(10年以上前)からすでに有名なソフトでした。

タカフミ
見た目に関しては、もっと格好良いエディタもあると思います。

しかし、サクラエディタは、動作が軽くて、慣れると非常に使いやすいです。

これが、無料(フリーソフト)というのが驚きです。

最近のエディタは、開発環境に近いものもあって、好みが分かれるようなものもあります。

他の高機能エディタも使ってきましたが、結局サクラエディタを一番使っています。