※この記事は「2023年6月14日」に更新しました。
割引しか買わない人の心理について。
仕事で販売をしているときに、割引という言葉に惹かれるお客様をたくさん見てきました。
そこまで惹かれる人の心理は何なのか、自分なりに考えたことがありました。
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- WordPress歴、約10年
- パソコン販売歴、約5年
目次
割引しか買わない人の心理
割引しか買わない人の心理は、以下の通りです。
あくまで、私の主観なので、参考程度にしていただければ幸いです。
- 安いことが商品を選ぶための大きな基準になってしまっている
- 商品に見合った価格か理解していない
- 底値で買わないと損した感覚になっている
それぞれ、解説していきます。
安いことが商品を選ぶための大きな基準になってしまっている
割引しか買わない人の心理は、安いことが商品を選ぶための大きな基準になってしまっていることです。
私が思い付く限りでも以下のような基準が考えられます。
- 重量や大きさ
- 色や質感
- 使いやすさ
- 遠くが撮影できるか
- 画質
- 価格
- 安くなっているかどうか
もちろん、他にも色々あるのですが、カメラにあまり興味がない方は、このくらいだと思います。
割引で買ってしまう人は、安くなっているかどうかが選ぶ基準の一番になってしまうのです。
30,000円の商品が半額で 15,000円になっていたとします。
最初の 30,000円を聞くと物凄くお買い得な感じがします。
実際にお得な場合もあります。
しかし、安いには安いなりの理由があります。
例えば、3年前に発売した商品で同じ価格帯の新製品よりも画質が落ちるかもしれません。
あるいは、オートフォーカスの性能が同じ価格帯の新製品よりも劣っているのかもしれません。
商品に見合った価格か理解していない
先程、価格と安くなっているかどうかというのは、似ているようで違うと言いました。
割引に惹かれる人は、商品に見合った価格かどうか理解していない場合が多いです。
もしかしたら、市場調査くらいはしているかもしれません。
しかし、その市場調査は、ネットで価格だけを判断している、薄っぺらいものかもしれません。
割引に興味がない人は、商品に見合った価格か自分なりに考えて、本当に欲しいものだけ買う傾向があります。
しかし、本質的な価値が理解されていないことも珍しいことではありません。
底値で買わないと損した感覚になっている
割引しか買わない人の心理として、底値を知りたいというのがあると思います。
しかし、自分が応援している会社にお金を支払って、商品を購入することを考えてみましょう。
だからといって、市場調査もしないで、価値がわからない人が高い商品を買うのは違うと思います。
ただ、相手のことを考えないで、自分が得することだけ考えるのは良いとは言えません。
堅実でつつましくすることは、素晴らしいことだとは思いますが、心にゆとりや余裕がない人にだけはなりたくないものです。
割引はお客様に商品を買ってもらう、一番簡単な方法
販売をしているときに買いに来ているお客様にクロージングするときの最後の工程を色々考えたことがありました。
その中で割引というのは、一番簡単な方法です。
- 限定感を出して、安くする(今日買ってもらえれば、〇円にします)
- 関連商品を提案して、安くする(これとこれがあると便利で、まとめて〇円にします)
欲しい商品が割引されていたら、ほとんどの人はお買い得だと思って、買うはずです。
しかし、自分が買うつもりもなかった商品を割引で買うのは、賢い判断だとは言えません。
また、言い方や表記で買ったり買わなかったりすることもあります。
同じ割引率でも 20円OFF だと買わないけど、5%OFF なら買うとか。
自分が損をしたくないから、相手のことも考えずに、細かく説明を聞いた結果、時間がかかって、相手が疲弊して、ミスをして、結果、損をしてしまうということもあります。
割引に執着するということは、他の重要な選ぶ基準が希薄になるということです。
冷静に広い視野で判断できれば、自分も相手も幸せになる買い物ができるはずです。
最後に【割引について】
今回は、割引しか買わない人の心理について、解説しました。
スーパーの広告を見比べて、自転車で走り回っている人がいます。
その時間があれば、別のことができるかもしれません。
スーパーで半額商品しか買わないという人もいるかもしれません(店側にとってもメリットがあれば、悪いことではない)。
しかし、商品を長時間確保したり、シールが貼られる時間まで待機する行為は、モラルに反する気もします。
何よりも、正規の価格で買いたい方が買えないような状況になると、お店にも迷惑をかけます。
割引はうれしいことですが、買い物をするときは、自分が決めた選ぶ基準を大事にしたいものですし、お互い win-win になることが理想です。
割引に惹かれても、豊かになることは決してありません。