※この記事は「2023年4月10日」に更新しました。
WordPress(ワードプレス)をカスタムするときは、子テーマを利用するべきです。
- アップデートでカスタムした内容が上書きされるのを防ぎたい
- 頻繁にカスタムするので、親テーマを編集したくない
このような方のために、子テーマを作成する方法を解説します。
- WordPress歴、10年以上
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- パソコン販売歴、約5年
目次
子テーマを作成する前に
- テーマ開発者があらかじめ子テーマを用意してくれている
- テーマ編集をしない(カスタムしない)
WordPress で子テーマを作成する方法
WordPress(ワードプレス)で子テーマを作成する方法を解説します。
- 子テーマのフォルダを作成する
- style.css、functions.php を作成する
- 子テーマを有効化する
順番に解説していきます。
子テーマのフォルダを作成する
テーマ開発者が子テーマを用意していない場合、自分で作成する必要があります。
wp-content/themas
この階層に、子テーマのフォルダを作成します(親テーマ名-child といったわかりやすい名前を付ける)。
style.css、functions.php を作成する
続いて、style.css、functions.php を作成します。
/* Theme Name: 子テーマの名前 Template: 親テーマ名(フォルダ名) */
最低限、必要なものが、Theme Name、Template です。
Template に関しては、FTPソフトを使って、wp-content の themasフォルダの中を確認すれば、親テーマ名(フォルダ名)がわかります。
もっと詳しく書くには、以下の項目も追加します。
- Theme URI:テーマサイトの URI
- Description:テーマの説明
- Author:作者の名前
- Version:テーマのバージョン
- License:テーマのライセンス
- License URI:テーマのライセンスのURI
以下の内容をテキストエディタで記述します。
<?php add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'theme_enqueue_styles' ); function theme_enqueue_styles() { wp_enqueue_style( 'parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css' ); wp_enqueue_style( 'child-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css', array('parent-style') ); } ?>
functions.php は、重要なファイルなので、文字コードや改行コードに幅広く対応している、高機能エディタ(サクラエディタなど)で編集することをおすすめします。
子テーマを有効化する
最後に、WordPress の管理画面から子テーマを有効化します。
これでカスタムする準備が整いました。
子テーマを使った具体的なカスタム方法
WordPress(ワードプレス)は、親テーマと子テーマで同じ名前のファイルが存在すれば、子テーマのファイルが優先的に読み込まれるようになっています。
例えば、single.php をカスタムしたい場合、single.php を親テーマフォルダから子テーマフォルダへコピーします。
これで、子テーマを有効化している場合、子テーマフォルダの single.php が優先的に読み込まれるようになります。
最後に
今回は、WordPress(ワードプレス)で子テーマを作成する方法について、解説しました。
HTML、CSS、PHP を学習すれば、WordPress をカスタムすることは可能です(PHP は入門レベルでも問題ありません)。
今回の内容が難しいと感じた方や最短でブログ収益化を目指したい方は、有料テーマを導入することをおすすめします。
収益化できた方は、こだわりのブログを完成させて、差別化するのも良いかと思います。