※この記事は「2025年11月30日」に更新しました。
GUI環境でファイル名を変更するのは、時として煩わしい場合もあります。
そんな時に一括変更できれば、非常に便利です。
コマンドプロンプトを使っていきます。

記事を書いている管理人の経歴は、以下の通りです。
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- WordPress歴、10年以上
- Withマーケ会員(2022年10月入会)
目次
コマンドプロンプトでファイル名を一括変更する
コマンドプロンプトでファイル名を一括変更する方法です。

ren(rename)コマンドを使っていきます。
ren(rename)コマンド
renコマンドは、ファイル名やディレクトリ名を変更するためのものです。
ren 変更前のファイル名(フォルダ名) 変更後のファイル名(フォルダ名)
ちなみに renameコマンドも同じ内容です。
rename 変更前のファイル名(フォルダ名) 変更後のファイル名(フォルダ名)

シンプルなコマンドなので使い方も簡単です。
ワイルドカードの使い方
ワイルドカードを使えば、条件に一致するファイル。

あるいは、フォルダの名前を一括で変更することができます。
ワイルドカードには、以下の文字が用意されています。
| 文字 | 意味 |
|---|---|
| * | 任意の長さの文字 |
| ? | 任意の1文字 |
forコマンドと併用すれば、高度な一括変更も可能

forコマンドと併用すれば、高度な一括変更も可能になります。
forコマンドについては、下記記事もご参照下さい。
ファイル名を変更する【サンプルプログラム】
実際にファイル名を変更してみます。

ワイルドカードを使って、ファイル名を変更します。
適当なフォルダに、以下のファイルを用意します。
- a.txt
- b.txt
- c.txt

拡張子(.txt)を拡張子(.html)に変更します。
ren *.txt *.html
該当フォルダに移動して、実行してみます。
実行結果は、以下の通りです。
次に、ファイル名の先頭に西暦と月の6桁の数字を一括で付与してみます(HTMLファイルは、TXTファイルに戻しています)。
先程のように共通部分を一括で変更するのは簡単ですが、今回は少し工夫が必要です。

このような場合は、forコマンドと併用します。
for %a in (*.txt) do (ren %a 202101%a)
実行してみます。
実行結果は、以下の通りです。
最後に【ファイル名の変更について】
コマンドプロンプトでファイル名を一括変更する方法を紹介しました。
正直、コマンドプロンプト(MS-DOS時代)の forコマンドは。
今となっては、わかりにくい仕様ではあります。
しかし、GUI環境に慣れている方にとっては、逆に新鮮だったのではないでしょうか?
ファイル名の変更を一つ一つ手動でやっていく作業は、面倒なものです。

このような作業は、CUI環境の方が得意だったりします。
ネットワーク管理者やソフトウェア開発者は、GUI と CUI を上手く使い分けています。









