※この記事は「2023年4月21日」に更新しました。
バッチファイルでタイマーを作成する方法を紹介します。
丁度、Windows XP が普及していた頃、当時の私はパソコン初心者でした。
タイピングの練習を日課にしていたのですが、そのときに自作したものです。
アプリでもっと高機能なものもありますが、自作すると楽しいものです。
それでは、解説していきます。
環境は、Windows 10(64bit)です。
記事を書いている管理人の経歴は、以下の通りです。
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- WordPress歴、10年以上
- パソコン販売歴、約5年
バッチファイルでタイマーを作成する方法
バッチファイルでタイマーを作成する方法を解説します。
タイマーを作成するには、以下の処理が必要になります。
- 一定時間処理を待つ
- 音を鳴らす
順番に見ていきましょう。
一定時間を処理を待つ
一定時間処理を待つには、timeoutコマンドを使います。
以下のように、/t オプションを使うことで、待機時間を指定することができます。
timeout /t 時間(秒)
試しに、以下のバッチファイルを作成してみます。
@echo off echo 自作タイマー echo; echo 時間は5秒 echo; pause echo; echo タイマー起動中… timeout /t 5 > nul echo; echo タイムアウト! echo; pause
実行結果は、以下の通りです。
timeout の実行結果を nul にリダイレクトするのは、好みの問題です。
音を鳴らす
タイマーなので、音を鳴らす処理が必要です。
Windows の場合、IME が有効な状態で 0007 と入力して、F5キーを押してみましょう。
すると、音を鳴らすコードが変換候補に表示されます。
そのコードを echo に渡します。
@echo off echo 音を鳴らす pause echo (音を鳴らすコードを貼り付けます) echo; pause
実行結果は、以下の通りです。
タイマーのバッチファイル
タイマーのバッチファイルです。
@echo off echo 自作タイマー echo; echo 時間は5秒 echo; pause cls for /l %%a in (5,-1,1) do ( echo; echo あと %%a 秒 timeout /t 1 /nobreak > nul cls ) echo (音を鳴らすコードを貼り付けます) echo タイムアウト! echo; pause
forコマンドを使って、カウントダウンを表現しています。
forコマンドについて、詳しく知りたい方は以下をご参照下さい。
clsコマンドを使って、コンソールの表示をクリアにしています。
ちなみに timeoutコマンドに /nobreak オプションを使っているのは、キー入力で処理を中断させないためです。
最後に【思い出のバッチファイル】
今回は、バッチファイルでタイマーを作成する方法を解説しました。
昔は、印刷物が結構あったので、書いてある文章をそのままタイピングするという練習をしていました。
今思えば、たいしたバッチファイルではないのですが、思い出のプログラムです。