※この記事は「2021年11月12日」に更新しました。
WordPress(ワードプレス)ブログを SSL化する方法を紹介します。
以下の記事を読んで、ブログを始めた方は、https でアクセスできるかと思います。
しかし、昔から WordPress でブログをやっていて、SSL化をまだやっていない。
そんな方も意外といるかと思います。
特に、昔は SSL がレンタルサーバー側で無料で提供されていませんでした。
「個人でブログを書くくらいなら別に問題ない」
そんな方が多かったのです。
しかし、2018年7月頃、当時新バージョンの Chrome で SSL化されていないサイトはブラウザ側で警告表示が出るという仕様になりました。
せっかく見に来てくれたのに警告表示されたら嫌ですよね。
常時SSL化は、もはやスタンダードになっているので、まだやっていないという方は早急に対応しましょう。
はっきり言って、SEO の観点からもかなり不利になります。
現在は、ほとんどのレンタルサーバーで無料SSLが使えるはずです。

- WordPress歴、約10年
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- パソコン販売歴、約5年
目次
WordPressブログを SSL化する方法

それでは、WordPressブログを SSL化する方法を紹介します。
実は、SSL化するだけならそれほど難しいことではありません。
しかし、すでに検索エンジンにも登録されているブログを SSL化するには、少し手間がかかります。
具体的には、以下の作業をやっていくことになります。
- SSL をレンタルサーバー側で導入する
- WordPress の管理画面からサイトアドレスなどを変更す。
- http でアクセスしたページは、https へ飛ばすようにする(リダイレクト)
- 画像URL や内部リンクも http ではなく https に変更する
SSL をレンタルサーバー側で導入する

まずは、レンタルサーバー側で SSL を導入しましょう。
エックスサーバーを例に解説していきます(他のレンタルサーバーでも同じような手順です)。
サーバーパネルにログインして、ドメイン → SSL設定 をクリックします。
ここから簡単に設定ができます。
詳しくは、各レンタルサーバー会社のマニュアルを参考に作業を進めましょう。
WordPress の管理画面からサイトアドレスなどを変更する

無事、SSL の設定ができたら、WordPress にログインして、管理画面から サイトアドレス と WordPressアドレス を変更しましょう。
http の部分を https に変更するだけです。
ただし、https でアクセスできるのを確認してから変更するようにしてください。
http でアクセスしたページを https へ飛ばす(リダイレクト)
SSL化していない WordPressブログを運用してきたということは、検索エンジンにインデックスされているページやその他外部リンクは、http だということです。
つまり、http でアクセスされる可能性があるので、https へ飛ぶようにする必要があります。
こういう処理をリダイレクトと言います。
リダイレクト設定をするには、サーバーの設定ファイルを編集する必要があります。
しかし、難しく考える必要はありません。
レンタルサーバー側でもマニュアルに書いてあることが多いです(常時SSL化などで調べてみましょう)。
例えば、エックスサーバーの場合は下記を .htaccess編集 で追加すると書いてくれています。
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} !on RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
正規表現や 301 などわからないという方でも心配することありません。
そのままコピペ(コピー&ペースト)でオッケーです。
画像URL や内部リンクを変更する

最後に、画像URL(src属性)と内部リンクを http から https へ変更しましょう。
しかし、まともにやっていたら大変です。
そこで便利なプラグインを紹介します。
Search Regex です。
これを使えば、一瞬で変更してくれます。
http://独自ドメイン → https://独自ドメイン
一括変更できます。
ただし、間違えると危険な作業なので、バックアップを取ることをおすすめします。
作業が終了したら、プラグインを停止するのを忘れないようにしましょう。
最後に
いかがでしょうか。
途中から SSLを導入するとわりと面倒だったのではないかと思います。
今からブログや WordPress を始めるという方は、常時SSL化を必ず忘れないようにやってください。
今回のような面倒な作業をやることになります。