※この記事は「2021年8月16日」に更新しました。
今回は、退職したい人は引き止めできるかという話。
会社にとって、優秀な人材が退職していくのは寂しいことです。
しかし、ステップアップを目指して、転職先を探していたりすることは珍しいことではありません。
それでは、解説していきます。
退職したい人は引き止めできる?

退職したい人は引き止めできるのか?
基本的に引き止めできません。
従業員の意志に反して力ずくで引き止めることは違法です。
- 繁忙期なので〇日まで待ってもらえないか?
- 待遇を改善するから思いとどまってくれないか?
このように説得するのは問題ありませんが、まず難しいです。
実際に私も転職したときに何度も引き止められましたが、退職を考え直したことは一度もありません。
ちなみに上司が異常なほど引き止めている場合、自分の評価が下がるのを防ぐためかもしれません。
そうかと思えば、誠意を持って、迅速に対応してくれた上司もいました。
普段からいっしょに仕事をしていれば、その人がどんな方かは大体わかるかと思います。
退職したい人の頭の中
退職したい人のほとんどが本音を語りません。
実際に私も会社に本音を話して退職したことは一度もありません。
退職したい人の頭の中には、以下のようなことが考えられます。
- 給与や報酬に不満を感じている
- 労働時間が長すぎる
- 事業や会社に不安を感じている
- 人間関係が上手くいっていないから
私の場合、基本的に一番目と二番目が退職理由のほとんどです。
正確に言えば、割に合わないというのが多いです。
私は交渉するのがあまり好きではありません。
気を遣わなくても良い場面でも気を遣ったりすることもあります(例えば、有給休暇の希望を出すときなど)。
おそらく退職するような人は私みたいな人が多いのではないでしょうか?
逆に言うと上手く本音を聞き出して、誠意を持って、問題を解決できれば、退職する人を引き止めることができるかもしれません。
仮に引き止めできても不安が残る
そうは言っても、退職したい人を一時的に引き止めても不安は残ります。
やはり大事なのは日頃から関係性を築くことだと思います。
また、特定の人ばかりに仕事を頼らないことも大切です。
一人退職したくらいで会社がまわらないというような環境は正直あまり良くありません。
とは言っても、小さな会社はそんなことも言ってられないと思います。
そう考えると、経営者は本当に大変です。
最後に
いかがでしょうか。
今回は、退職したい人は引き止めできるのか、解説しました。
退職代行という手段もありますが、お金がかかります。
会社側も自分たちが不利な状況になってまで退職を引き止めようとはしないはずです。
お互いの立場を考えて、それぞれが良くなるようにするのが普通です。
会社側は、原則、退職は引き止めできないと肝に銘じておきましょう。