Linux(リナックス)とは【UNIX との違いも解説】

※この記事は「2022年1月1日」に更新しました。

Linux(リナックス)について。

Linux は、Windows や Mac OS と同じく、基本ソフトのことです。

主に、サーバーで使われている OS なので、エンジニア以外はあまりふれることがないものです。

  • Linux って何?
  • UNIX と何が違うの?

上記のような疑問を持つ方に向けて、解説していきます。

タカフミ
記事を書いている管理人の経歴は、以下の通りです。
  • 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
  • WordPress歴、約10年
  • パソコン販売歴、約5年

Linux(リナックス)とは

Linuxとは

Linux は、1991年にリーナス・トーバルズによって開発された OS です。

オープンソースのソフトウェアとして広く公開されており、誰でも自由に入手でき、改変や再配布も可能です。

そのため、多くの企業や団体が Linuxカーネル(リーナス・トーバルズが開発した Linux)を基本に、独自の Linuxディストリビューションを再配布しています。



Linux(リナックス)の特徴

Linux の特徴は、以下の通りです。

  • スペックが低いパソコンでも使える
  • 非常に安定している
  • 無料で使えるものがほとんど

それでは、順番に解説します。

スペックが低いパソコンでも使える

Linux は、Windows や Mac OS と比較すると低スペックのパソコンでも快適に動きます。

そのため、古くなったパソコンに Linux をインストールしても問題なく動作することがほとんどです。

非常に安定している

Linux は、ネットワークやサーバーの分野でよく使われている OS です。

Windows 系のサーバーOS は、攻撃対象になりやすく、ウイルスも多いです。

Linux は、CUI 操作がメインなので、知識を持ったエンジニアが使う必要はありますが、非常に安定しています。

無料で使えるものがほとんど

Linuxディストリビューション(Linuxカーネルを基本に独自にパッケージングしたもの)のほとんどが無料で使えます。

Windows は、無料ではありません。

Mac OS は、インストールされたパソコンごと購入する必要があります。

UNIX との違い

Linux(リナックス)は、UNIX(ユニックス)系 OS と呼ばれることもあり、初心者は何が違うのかさっぱりだと思います。

このように呼ばれるのは、Linux は、UNIX に影響を受けているからです。

UNIX は、1968年に開発された非常に歴史のある OS です。

C言語を学習した方はその歴史にすこし触れたことがあるかもしれません。

当時、アセンブラ言語で書かれていたものを C言語で書き直して、人間にわかりやすいように設計しなおしたのは有名です。

しかし、UNIX は世界中に広まるとともに制限や縛りがきつくなっていきました。

そんな中、登場したのが Linux です。

リーナス・トーバルズは、UNIX を参考に独自のものを開発しました。

見た目や機能は似ていますが、中身はオリジナルです。

リーナスは、ソースコードを無料で公開しました。

世界中のエンジニアたちは最高の OS を目指し、日々改良を続けています。

最後に

いかがでしょうか。

今回は、Linux(リナックス)と UNIX の違いについて、解説しました。

基本的に CUI なので、個人利用としては敬遠されがちですが、GUI のパッケージもあります。

インターネットが急速に普及したのもオープンソースという考え方があったからだと思います。

製造業などの常識では考えられないことです。

世界中のエンジニアに感謝して、使わせてもらいましょう。